東京での龍神個展前
2022.5の個展に向けて、作品制作にいそしむ中、龍神様を描いている時にパートナーより、今回の帰りは、浅間大社に寄ります。とのこと。
わたし自身は、個展前でもあり、何かと忙しくそちらに意識を向けることには消極的です。
ただ、パートナーとの信頼関係は強いものなので、気は乗らないまでも、了解します。
個展前は、浅間大社、富士山、コノハナサクヤヒメ、関連するいろんな情報が目に映るようになります。スピリチュアルな関心を持つ方にとっては、「呼ばれている」と解釈したくなるようなことが、頻繁に目に映ります。こうなってくると、行かずにいられなくなってしまいます。
個展での出来事
個展では、過去に雑誌で取材していただいた編集者の方々にも来ていただくことができました。
今回は、瀬織津姫の大きな作品も展示していたので、編集者の方の思うところもあり、随分と喜んでいただけました。この時には、コノハナサクヤヒメの話は出ませんでしたが、龍と瀬織津姫の話を「天気の子。」を持ち出してお話ししてくださいました。
「天気の子。」では、個展会場であるこの地、渋谷区でも展開されていることを初めて知るに至りました。ご縁はあるのでしょうね。
龍神と瀬織津姫の関係性は、とてもたくさんの方の気持ちを惹きつけるようです。
編集者の方から伺いましたが、とても人気があるようです。
同じようにとは言いませんが、コノハナサクヤヒメも多くの方に興味を持たれる神様です。
龍神様との関係性は、あまり語られることはないように思います。しかし、個展の帰り道、浅間大社に参らせていただき何となくその意味も分かったような気がしました。
浅間大社に到着
個展では、沢山の方とお会いしてお話などさせていただきます。展示設営もパートナーと二人で行います。ですから、終了時には、かなりの疲労状態となります。今回もしっかりと疲れながらも、多くの方にご覧いただけたことに満足感をいただきながら、会場を後にします。
当日の夜、会場撤収から直接、浅間大社の近くまで車を走らせ、近くのホテルで一泊。朝からお参りします。
アート展の終了時は、ほとんどの場合、雨に恵まれます。
普通は、撤収時に雨はいやかもしれませんが、わたしにとっては、恵みの雨。
疲れを軽減してくれます。
今回もまた、雨。翌日も雨でした。
人も少なく、ゆっくりとお参りできそうです。
コノハナサクヤヒメは何処に
始めて、浅間大社にお参りしました。近辺には幾度となく来たことはあるのですが、多分初めてのような気がします。
浅間大社の周りには、豊かな水の流れがあり、耳にも心にも気持ちよい水の流れが響きます。
豊かな自然の氣が、富士山より浅間大社に向かって流れてきているように感じました。
お参りしている最中、手を合わせて目を閉じていると、珍しく具体的なイメージが現れてきます。
最初は富士山から立ち上るように龍神様が二体。
その後、龍神は絡み合い、だんだんと人形へと変化していきます。
その人形が、コノハナサクヤヒメ、のような感じがします。
「今見たイメージを描く」ってこと⁉
わたしの描き方とすると、イメージを描くことは基本的には行わないのですが、このイメージで描く必要を感じます。「こんな感じで、描け」ってことでしょうか。実際に描くときにならないとよくわからないので、心に留め置きます。
この後、境内にある水場を回ったりしたのですが、わたしには、祭神であるコノハナサクヤヒメを感じることはできませんでした。ちょっと残念!
しかし、雄大な自然の氣を感じられたことで、個展での疲れも随分と癒されたような気がしました。
美ーコノハナサクヤヒメ
個展の片づけがひと段落して、浅間大社でみたイメージを描き出してみることにしました。
いつも通り何となくから始めるのでなく、見たイメージをカタチにしていきます。
通常であれば、イメージ通りに描き進めると、描く過程で次々に変化して、当初のイメージとは全く違うものになるというのが常ですが、今回はどうなるでしょう。
龍神護符の場合も、描き方としての型はありますが、全くのお任せでイメージはありません。
その方が、神的なエネルギーとのつながりが強固になります。
ここに何を描いて、どのように描く、ということがとても明確に閃き、描き進みます。
これには少し驚きも。迷うことなく、何をどのように描けば良いのか、筆が進んでいきます。
この調子が終始続き、完成まで。
420×594mmサイズですから、少しい大きめのサイズなのですが、とどまることなく描き上げることができました。
龍神様とコノハナサクヤヒメの関係性は、あまり語られることが少ないと思いますが、龍神様は、大自然の氣、龍脈としての顕現、その印象が強くあります。そして、自然は、時に人に厳しくもあります。そして、コノハナサクヤヒメの美しさは、自然の美しさの象徴でもあるような気がします。悠久の時を経て見せてくれる自然には、心を打たれます。
神話の中で語られるコノハナサクヤヒメの別の面として、このような解釈があってもいいのかなと思いました。
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