龍神縁起

京都 西院春日神社と春日神

急なお呼びだし!?2017.12.25。
前日12月24日は、わたしたちが一つのサイクルとして意識している、72タマシイのサイクルの起点としている日。この日より、きっかけは始まっていたのですが、どうしても、ある場所に行かなくてはならいない状態となり、パートナーから「そこへ行くなら春日神社へ、行ってきて!」。春日神社の場所は知らなかったのですが、地図で見るとすぐ近く。行かないわけにはいきません。

用事を済ませて、春日神社へ!

久々ではない感じで、春日神社へ

歩いて、徒歩一分。すぐ近くに春日神社は、ありました。
前に参拝させていただいたのは、十数年前と記憶していますが、その時と変わらず、女性性の豊かな、優しく清らかなエネルギーでお迎えしていただきました。

入ってすぐに、子供たちの声が響いてきました。保育所も行っているのでしょうか、ワイワイガヤガヤ、楽しそうな、いい声が響いています。

ここには、今は時季外れで咲いていないのですが、立派な藤棚があります。藤は、わたしの好きな花の一つです。藤棚の下でしばし時を過ごしました。

呼ばれて行く場所には、必ず、わたしの人間的な好みと一致する空気感やものの存在を見つけることができます。

春日神社は、穏やかな時空を感じさせてくださいます。
奈良の春日四座大神(春日神)を祀っており(春日神- 建御賀豆智命・伊波比主命・天児屋根命・比売神、)833年に淳和天皇が仁明天皇に位をお譲りになり、淳和院(西院)にお移りになったときが始まりとなっております。
淳和天皇の皇女、崇子内親王の疱瘡が、神前の霊石、春日大神様のご威光で治り、皇室をはじめとした方々より、病気平癒や災難厄除けの守護の神と崇められ、現在もその神徳の尊さは知られています。

急な参拝の意味

今回の緊急とも思える、参拝にはどんな意味があったのか?
未だにはっきりはしないのですが、いくつか思い当たることはあります。

思いもよらず、神社・場所にお呼ばれされることは、今ではかなり少なくなっていますが、今回はあまりに急で、有無を言わさず、行かざるを得ない状態でした。同時にパートナーは、春日大社のある奈良でお仕事。そこから、「行ってきて!」。
必要と感じてどこかへ行くときは、特に何も意識することなく、「もういいかな」と思えるまで、その場で過ごします。意味は、人間的にはよくわかりませんが、必要とされてこの場所に来たということは、確かな感覚はあります。人間的にわからないということが重要な意味を持っていることは、はっきりしています。

西院春日神社の元をたどれば、奈良の春日大社となるのですが、春日大社は、奈良に都ができたころに、国と繁栄と国民の幸せを願い、鹿島神宮よりタケミカヅチノミコト様をお迎えしております。その後、香取神宮よりフツヌシノカミ様をお迎え、更に枚岡神社から天児屋根命様・比売神様をお迎えしております。平岡神社は、天児屋根大神・比売大神が祭神であり、春日大社に勧請されたので「元春日社」とされるそうです。これらは、神社としての系譜ですが、わたしはこの系譜から、人の意識の基礎となるエネルギーの変遷を感じずにはいられません。神社としての系譜は、日本の精神性の系譜でもあると思っていますが、その時の流れは、人の生から見るととても長い時間の流れです。歴史上の話には、様々な意図的な意識の影響で、事実としての見え方が変わるので、わたし自身は、あまり重きを置いていません。今を感じた後に、必要と感じれば、歴史を紐解くようにしています。そこで、自分としての行動の意味を見いだそうと試みます。正解がこれということはないのですが、わたしが人としての納得点を見つけたいときには、こうやって調べてみます。

春日神社のエネルギーと繋がる

訪れた理由は、春日神社は、子供たちに対しての愛を深くお持ちの神様の存在を感じられる場所なので、子供たちの未来に関しての急なことなのかと思っていました。今こうして、春日神社にまつわる様々なことを調べてみると、とても気になったことがありました。
春日大社の「愛と平和」、「病気平癒や災難厄除けの守護の神」の春日神社という言葉です。現在でも、春日神社は、皇室の崇敬は厚いそうで、全国からの参拝者が多いとのことです。

龍神護符でも病気平癒と厄除けの守護の護符は、龍神様の顕現例として描かせていただいています。春日神社で現在に至るまで人の世界で病気平癒・厄除けの神徳を受けられ続けていられるには、そのエネルギーの系として確立したものを築いてこられているからこそだと思います。春日大社の御分社は、3000に及ぶと言われ、その信仰は全国に広がっており、人の生活に深く根付いています。

今回の急な参拝は、角度を変えて観じてみるといろいろな意味を見出すことができるのですが、わたしとして特に意識しておきたいのは、春日神社のエネルギーともつながり、龍神護符を現わすということのようです。龍神護符は、龍神様をはじめとして様々な見えない存在からのご協力を得ながら完成いたします。そのご神徳を必要とされる方に繋げるために今回のことも起きたのではないかと理解しています。

 

春日講

この文章を書いて、数日後、偶然ある放送が目に映りました。奈良の春日大社に関するお話。その信仰の深さを紹介しておりました。今回調べてみた、春日神のことも紹介されており、内容がすんなりと入ってきました。
放送は、春日講という、かつて盛んに行われていた、春日神社に対する信仰行事が主な内容です。奈良市奈良町や周辺の農村で行われてきた春日講の現在は、講員の年齢層は高くなっているが、これからも残していきたいというような講員からのお話をされておりました。春日講は、住人の方たちとの親交や結束を強める役割を担っているとのことでした。
信仰とは、人それぞれの心の内にあり、心の支えとなるものです。
龍神護符もそのような位置付けとなってくれることを願ってやみません。

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